僕は8月3日から21日場での19日間、トビタテ10期生として、留学USAで留学をしました。
今回僕が留学をしたのは、障がいをもつ人達へのサポート環境が、アメリカと日本でどのように異なっているのかを学ぶためです。
アメリカでの一日のスケジュールは、平日にはお昼まで語学学校に通い、午後は主にボランティア活動や様々な施設訪問をし、休日は観光をしたり、エージェントの川口さんのお友達家族と遊んだり、充実した毎日でした。
アクティビティの説明は、一緒に学んだ二人が分かりやすく書いてくれているので、印象に残ったものを二つ紹介します。
がんセンター
アーバインにある北米で最大級のがん治療を行う病院を訪問し、そこで働かれている日本人の方に施設の説明や、医療の「今」を教えてもらいました。
病院内は高価な器具でいっぱいで、実際に体験もさせてもらい、世界の最先端とはこういうものなのだと知ることができました。
しかし、アメリカの医療は進んでいるものの、最近広がっている経済格差により、人によって受けられる治療のレベルや、そもそもの生活水準が異なり、医療や健康にも格差が出てきているのだと知りました。アメリカ医療の現実を知る、いい機会になりました。

Bike Camp
一週間にわたって、二人か三人でバディを組み、障がいのある子供が自転車に乗れるようサポートをするボランティアに参加しました。
英語はそこそこできるつもりでしたが、ネイティブが話すのを聞き取れるわけもなく、事前の説明会を不安だらけで終えました。
一週間担当した子は、夢中になると話を聞いてくれなかったり、注意が他の方に向いてしまったりと気難しい面もあり、最初はうまくやっていけるかな、と思っていました。
しかし、バディの子とうまく意思疎通をとることができトラブルもなく活動を終えることができたし、担当の子も少しずつ僕たちのことを信頼してくれるようになり、話すことも増えました。それに、最初は補助輪で練習していたのに、最終日には補助輪なしで走れるようにもなり、本人の努力の成果ではあるけれど、それが自分のことのようにうれしかったです。
この活動でボランティア活動の面白さややりがいを学べたし、たくさんの人と関わる経験を通じて自分の英語力にも自信を持てるようになりました。

留学を振り返って
今回の留学は僕にとって、始めての海外経験ではありませんでしたが、一人で飛行機にのったり、知らないホストファミリーの家に泊まったりと、英語力や文化の面以外にも、一人であるがために、不安だったことがたくさんありました。
そんな中で心の支えになったのは、留学USAの方々です。みんながフレンドリーで、いい意味で初対面の心の壁を壊されました。
業務を任せている側と引き受ける側という立場に大きな違いはありますが、僕のことをみんなが家族のように暖かく受け入れてくれたおかげで、現地ではそれを気にする場面はほとんどなく、不安なことを相談したり、家に泊めてもらったり観光したりと楽しい時を共有できたし、時には怒られることもあって、僕たち留学生のことを心から考えてくれているのだな、と肌で感じました。
また、自分のやりたいことを精一杯叶えてくれて,ディズニーランドやハリウッドに行ったりドジャースを見たりなど、本来プログラムにあること以上の体験もさせてもらえて、短い留学生活が本当に濃いものになりました。
僕は将来、研究医となって海外で働きたい、という漠然とした夢をもって生きてきましたが、それが今回アメリカについて深く知り、現地で働く日本人の方々を見て、アメリカで働きたい!ということが確かな目標になり、この留学で人生の指針が自分の中で定まったと思います。この留学は、自分の世界を大きく変えてくれました。
~今、留学を考えている人たちへ~
留学はした方がいい、と分かっているけれど、面倒くさい、英語力が不安、などと留学をしないのは、もったいないことだと思います。
留学は、外国語がうまくなったり、様々な価値観や多様性を学べたり、というのが大きな魅力ですが、それだけではありません。
エージェントの方々以外にも、道端であった人やホームステイ先の家族や他の留学生、学校で出会う仲間たちなど、本当にたくさんの人と関わることができます。その一つ一つの出会いが留学後の今では大切な思い出だし、一緒に留学をした、同じ目標をもつ素晴らしい仲間たちとも出会うことができました。
今の日本の生活では絶対にありえない、一期一会な出会いであふれているのが留学の最高の醍醐味で、あなたの人生の大きな経験となるはずです。

手続きや勉強は大変だけれど、それを乗り越えれば、一生忘れられない留学生活は目の前です。
